一歩ラボの中に足を踏み入れると、外の三角屋根が室内でどんな表情を見せているのかがわかります。あえてアンバランスに、均一にならないように計算された勾配は、光の入り方や見え方に変化を生み出し、見る時々によって表情を変えます。

解放感を感じていただくために壁を少なくすることは簡単ですが、六条Lab.ではそれに加え各空間を小さく区切り、床の高低差に変化をつけることで視線を交わりにくくしています。そうすることで解放感を感じながらも程よい距離感が保たれ、個人の「プライベート空間」と人の気配を感じられる「パブリック空間」が両立する、安心感あふれる空間が誕生しました。